A.PRESSEより、Silk Linen Jacketのご紹介です。

アンコンストラクションのシングル段返り3Bジャケット。裏地を無くし、軽く仕上げた。

シンプルなデザインだが、手縫箇所も多く、既成のジャケット工場のラインでは作れない縫製仕様。

襟芯はポリエステルなどを使うのが一般的だが、麻芯（フラシ芯）を使用した。

地襟には起毛ウールカラークロスを使用した。洗いによってあえて、ピリングさせているが、手洗いをして揉みこむことで、柔らかく襟に馴染ませている。

カラークロスと中の麻芯が縮み、襟ぐりにシワが寄っているのがとても良い雰囲気に仕上がった。

アームホール縫い代へのパイピングは、下側をミシンにて縫い付けし、上側は手まつりで付けている。

まつりで少し太幅に作ったアームホールのパイピングが、着用時の袖山のナチュラルな丸みを作っている。

裄綿は一般的には袖側に付けるが袖側ではなく、身後側に据えて付けている。

腰の玉縁ポケットは縫い代を割りにして綺麗に馴染ませている。

内ポケットの隠しチーループは極細仕上げ。

襟周り～前端、肩、アームホールはコバA.M.Fステッチ仕上げ。

製品加工で水洗いをしている。

80's特有の青みが強いグレーカラー。

経糸に細番手のシルクスパン糸、緯糸にリネン糸を使用し、平織り高密度に織り上げた。

ヴィンテージ加工を施すことによって、シルクがフィブリルし上品なカジュアルに仕上げた。

モデル186cm

着用サイズ3